2014年6月19日木曜日

消費者と生産者


こんにちは、
つぶつぶナビゲーター坂本智佳子です。


今日は、消費者という立場と、
生産者との関係について考えたこと。


先日、
辻信一さん×岡本よりたかさん講演会に行ってきました。

ゆみこの提案で
「ヴァンダナ・シヴァのいのちの種を抱きしめて」上映会に出かけ、
そのあとに開催されたこの講演会。


文化人類学者・環境運動家でゆみことも親交のある辻さんと、
空水ビオファーム八ヶ岳代表・自然栽培農家の岡本よりたかさんとのお話
とても興味深く聞きました。


その中で、印象に残ったのが「CSA」のお話です。


お恥ずかしながら、わたしは全く知らなかったのですが
CSA=Community Supported Agriculture、
直訳すると「地域に支えられた農業」。

どういう仕組みかというと、
いろんな形があるようですが、一般的には

「消費者が、会費などの形で生産者に一定額を前払いし、
 豊作・不作などのリスクを生産者と分担する仕組み。

 それによって、生産者の方は災害等で作物ができない場合も生活が守られ、
 また、作ったら売れる保証があるから、思いきった作付ができる。

 そのぶん、たくさん収穫できたら、そのぶん出資してくれた消費者と
 収穫の恵みを分かち合い、消費者は新鮮でおいしい食べ物を入手できる」

という仕組みです。


これ、とっても共感しました。




311の後、私はずっと疑問に思っていたんです。

福島や、東北県産の作物を避ける人たち、

それにより生活できなくなる生産者の方々、

っていう、この社会構造・・・


気持ちはわかります。
自分の身を守るのは当然のことだし、

特にちいさなお子さんがいる方は、
安全なものを食べさせたいっていう気持ち。。



でも、


消費者には、選ぶ自由がある。
ここの産地がダメなら、こっちの野菜を買えばいいって。

リスクを負うのは生産者。
災害があったり、何かあったりしたら
生活していけなくなるくらいのリスクを負って、

私たちが生きるのに必要なものを生産してくれている。。。



こんな社会構造じゃ、みんなが幸せになれないよねって、
辻さんと岡本さんは言ってました。

ほんとその通り。



CSA、これからの社会の1つの形として
注目していきたいですね。

わたしたちの命を支えている生産者の方が
安心して作物を育てられる社会にしていきましょう!



そして、わたしにとって身近なところでこれに近い仕組みが
「国産雑穀定期便」です。
http://www.tsubutsubu.jp/LP/trust/entry.php


これは、種まきの前に来年分の雑穀を予約するという
つぶつぶオリジナルの仕組み。

生産者さんは、買ってくれるという保証があるから
安心して雑穀を育てることができます。



特に、私たちのいのちの根本となる「穀物」。

それを、スナックやチョコレートみたいに
「安いから」とか「これが良さそうかな」とか、
そういう基準で選ぶのではなく

本当に信頼できる顔がみえる仲間たちに、
安心して育ててもらって、
感謝して、それを食べるっていう

そういうライフスタイルに変えてみませんか?


これってとても豊かだなぁ、と思います。



今年の雑穀定期便、締切が明日までなの〜!!!
でも、明日まで申し込める。

見てみてね。
http://www.tsubutsubu.jp/LP/trust/entry.php








最後に


辻さんが言っていたことで印象的だったこと
もう1つ。


以前、民主党の前原さんがTPP推進する際に

「TPPに反対してるのは、農業だけど
 農林水産業は、GDPの1.5%にすぎない。
 1.5%を守るために、98.5%を犠牲にしろっていうのか」

って言っていたんだって!最悪!


なんなのGDP。
経済のレベルでいえば
農業っていうのは生産していないのと同様なんだって。

じぶんの命を支えてくれている生産者を
こういう風に扱うのは許せないです!


まえはら(さん)!!

とびげりしたいくらいです。。




※一部乱文でごめんなさい!
※6.10 思うところがあり一部訂正しました。

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